デジタル教材の分割販売は「中身」で線を引いた

分け方は、考え方だけか雛形込みか

分割後の構成は次の2本です。

  • 考え方編 ¥1,480:新規の記事として作成。担当(役割)の決め方だけを扱い、ZIPは付きません
  • テンプレート編 ¥6,800:旧教材の本文を書き換えたもの。ZIPを同梱します

線を引いた基準は、考え方だけの巻か、雛形込みの本編か、という中身の違いです。

分けた理由は、記録に残していなかった

分割の動機は、手元の記録からは確認できませんでした。そのため、この記事では理由を推測で書きません。言えるのは、中身で分けたという構成の説明までです。

これから分割を考える方は、ここを先に書き残しておくことをおすすめします。分けた理由が残っていないと、結果を振り返るときに何を確かめればよいかが決まりません。

分割前の販売実績

分割前の旧教材は、販売プラットフォームで累計8部でした。内訳は2026年6月が5部、7月が2部、8月が1部(8月18日)です。

販売手数料は12%なので、¥6,800の手取りは¥5,984です(6,800 × 0.88 = 5,984)。

記事IDを変えず、過去のリンクをすべて生かした

テンプレート編は旧教材の記事IDをそのまま使った

テンプレート編は、新しい記事として立てていません。旧教材と同じ記事IDのまま、本文を書き換えました。relmea.com 側の中継ページ(/go/brain-vol1)の入口URLも変えていません。

新規の記事として公開したのは、考え方編だけです。

新しく立てた考え方編には、テンプレート編とは別の中継ページ(/go/brain-idea)を足しました。既存の入口には触らず、新しい商品にだけ新しい入口を足す形です。こうしておくと、どちらの入口から何回送客したかを、商品ごとに分けて数えられます。

新規記事にしていたら起きたこと

仮にテンプレート編を新規記事にしていたら、過去に出したリンクはすべて古い商品を指したままになります。リンクがあるのは次の3か所です。

  • 過去のnote記事
  • SNS投稿
  • 自社サイト

記事IDを引き継いだので、これらのリンクは現行のテンプレート編にそのまま届きます。どのリンクも張り替えずに済みました。

自社サイトの名称は24ファイルで揃えた

リンクが生きていても、表示名が古いままでは読む側が迷います。自社サイト側は24ファイルで、旧名称をテンプレート編に揃えました。

紹介スライドなど旧名称が残る場所は「後日やること」として記録し、あとから直しました。名称の変更は一度で全部を拾い切れないことがあるので、残りを記録する場所を作っておくと、拾い漏れを後から追えます。

有料記事の値上げ予告を、分割後のテンプレート編が引き継いだ

旧教材の本文には値上げの約束があった

旧教材の本文には「価格について」の項があり、8部売れた時点で「あと2部(10部到達)で¥9,800に上げる」と書いていました。

販売プラットフォームの投稿ガイドラインには、値上げ予定を明記したら必ず実施する、という趣旨の規定があります。予告は、書いた時点で実施する前提の約束です。

分割後も、約束はテンプレート編が持つ

記事IDを引き継いだため、この約束も同じ記事に残りました。テンプレート編は10部到達で¥9,800に上げます。先に買った人がいちばん安い、という公開時の約束を守るためです。

値上げ予告を書いている有料記事を分割・書き換えするときは、予告の文言と実際の価格がどちらの記事に属するかを確かめてください。予告を書いた記事と実施する記事が別々になると、約束の持ち主が分からなくなります。

値上げは自動ではなく手作業

10部に到達しても、価格は自動では変わりません。手作業で変更します。2026年9月21日の時点で、テンプレート編は¥6,800のままです(9月12日時点の販売は8部)。

書き換えで外した数字と、残した判断

実測で裏づけられなかった数字を外した

テンプレート編への書き換えでは、実測で裏づけられなかった数字を本文から外しました。ROI、削減時間、リターン額、月収、損益といった数字です。

あわせて、一人称の自分語りも外しています。判断の根拠は「読者は書き手の実績に興味がない」という運営者の見方です。

本文は44,606字から27,800字になりました。

数字の照合手順は別記事で

どの数字を、どの記録と突き合わせて外すと決めたかは、販売ページの実績に根拠を持たせる照合手順で扱っています。この記事では手順には立ち入りません。

機械で確かめる部分と人が判断する部分

本文を書き換える作業には、突き合わせれば正誤が出る部分と、人が決めるしかない部分が混ざっています。この2つを分けておくと、確認漏れに気づきやすくなります。

突き合わせれば答えが出る部分

2026年9月21日に、5本の教材の末尾の紹介文を差し替えました。このとき、次の順で進めています。

  1. 編集前のデータと、公開中の本文を保存する
  2. 本文を変更する
  3. 変更後に、販売設定が変わっていないことを照合する
  4. 照合してから申請する

照合した項目は次の5つです。

  • 価格
  • 紹介料率
  • 販売上限
  • 画像
  • 有料部分の境界位置

販売設定とは逆に、「変わるはずのものだけが変わったか」も照合しました。このときの変更は末尾の1段落とリンクカード1枚だけの予定だったので、編集後のデータを編集前と比べ、それ以外の差分が無いことを確かめています。

申請後は、審査を通ったあとに公開中の記事を読み戻し、5本とも公開状態であること、紹介文が差し替わっていること、上の5項目が変わっていないことをもう一度確かめました。申請が受け付けられたことと、公開中の記事が意図どおりであることは別のことなので、確認も2回に分けています。

どれも、変更前後で同じかどうかを突き合わせれば答えが出ます。本文を書き換えても販売設定を壊さないための手順です。有料部分の境界は、本文の段落を足し引きすると位置がずれやすいので、特に確かめる価値があります。

人が判断する部分

一方で、次の項目は照合では決まりません。

  • 何で分けるか(今回は、考え方だけか雛形込みか)
  • どの数字を本文から外すか
  • 値上げをいつ実施するか(10部到達後の手作業)
  • 旧名称が残る場所を、どの順で直すか

前半の照合は、人が判断した結果を壊していないかの確認です。判断そのものを代わりにやるものではありません。

コンテンツ販売の価格設計として、分割から約3週間で言えること

結果は0部、9月の売上は¥0

分割後の2026年8月22日から9月12日までの約3週間、考え方編もテンプレート編も0部でした。9月の売上は、9月12日時点で¥0です。

販売履歴は全件「紹介者なし」で、販売プラットフォーム内のおすすめ経由の販売はゼロでした。

効いたかどうかは判断できない

期間は約3週間、件数は0です。分割が効いたのか、逆効果だったのかは、このデータからは判断できません。

分割前の月ごとの販売は1〜5部でした。この規模では、3週間の0部が分割の影響なのか、もともとのばらつきなのかを区別できません。

結果が出る前でも残せること

結果が出ていない段階でも、あとで振り返れる形で残せることがあります。

  • 分け方の基準(考え方だけか、雛形込みか)
  • 記事IDと入口URLを変えなかったこと
  • 値上げ予告を分割後の記事に引き継いだこと
  • 外した数字と、本文が44,606字から27,800字になったこと
  • 販売設定を照合してから申請したこと

デジタル教材の分割販売を考えるときは、価格帯を決める前に、過去のリンク・本文の約束・販売設定の3つを守れるかを先に確かめてください。